ジョコンド (白金) ローマよりローマっぽいローマ料理のトラットリア☆☆☆
今、一番好きなイタリア料理店は?
と訊かれたら、間違いなくこう答えるでしょう。
目黒と白金の中間に位置するトラットリア ダル・ビルマンテ・ジョコンドだと。
トリュフやフォアグラ、あるいはオマールエビ等々のわかりやすい高級素材を使うわけではない。
ワインラヴァー垂涎の素晴らしいワインを置いているわけでもない。
内装にとんでもないお金を掛けているわけでも恐らく無い。
ボナセーラと声を掛けてくれる飾りとしてのイタリア人カメリエーレもいない。
けれど、
ローマやラツィオ州の人が普通に食べているであろう伝統的な料理を
活気溢れるローマの下町のトラットリアの雰囲気で
シンプルに供してくれる。
たとえば料理の色彩。
ポルケッタも牛尾の煮込みも素朴といえば聞こえはいいが、地味だ。
色気も華やかさもない。
けれど、明日もこの料理をこのお店で食べたい、そんな風に思えるお店だ。
現地の料理を現地のまま現地の雰囲気で。
そんなことを志したお店はいくつもあった。
しかし、ここジョコンドのように成功したお店は稀有なのではないのだろうか。
<幸せのひと皿>
ポルケッタ 子豚の丸焼き アリッチャ風@1,000 ☆☆☆
本来は前菜なれど、主菜として注文。
それぞれが本当に滋味深く、一緒に噛みしめれば三位一体となって落ちていき胃が喜んでいる。
毎日食べたいと思える飽きのこない
究極の豚料理。カーチョエペペ、カルボナーラで有名な当店だが、
食べるべき皿はこのポルケッタだと思う。
スキアッチャータ@600☆☆
上記ボルケッタの付け合せとして頼んだつぶしたジャガイモのオーブン焼き。
ローズマリーとにんにくの香りが食欲をそそる。
お芋さんが膨らんているのがわかるかな~☆
単体でも旨いがボルケッタとともに頬張れば、文字通り口福。
ステーキフリット、焼肉&ご飯等々、肉と炭水化物って最高ですよね♡
<メニュー>
前菜盛り合わせ@2,900 ☆☆☆
生トウモロコシにパルミジャーノ トウモロコシの甘みとパルミジャーノの塩気がマッチ。
どれも完成度が高く頬が緩みっぱなし♡
袋に入ったグリッシーニ。こういう点も現地のトラットリアっぽい。
ボンゴレビアンコ@1,400 ☆☆
アサリから出たスープをパスタにしっかりと吸い込ませているから
奥歯で噛むごとに海のエキスがじわりと。。
油もしっかり乳化していてクドさも皆無。
こういうシンプルな料理が美味しいって本当にいい。
トマト、バジル、タイムのスパゲトーニ@1,400☆☆
こちらも素晴らしい!
甘み、酸味、香り、塩、ピッタリと決まっている。
とても良いトマトを使っているらしく、火を通してもフレッシュ感も失われていない。
このパスタもどこのご家庭にもある素材で誰もが作れそうな料理。
けれど、出てくるものは全く違うんだよね~♪
サルティンボッカ@2,800☆
ローマの代表的肉料理。
薄く叩いた仔牛、生ハム、セージ、白ワイン、レモン、バターで作られる。
初めて口にしたのは遥か昔、西麻布にあった日本初!?のローマ料理の名店カピトリーノ。
肉料理なのに軽く、サルティンボッカの名の通り「口に飛び込むように」
パクパク食べれてしまう。
ポルケッタとスキアッチャータ
写真では席が空いているけど直前までほぼ満席。
と言うよりいついっても混んでいて活気に満ちています!
チョコレートとブルーベリーのミルフィーユ@1,000☆☆
チョコレートクリームがめちゃ旨い。
砕いたパイにクリームが纏わって口にすればサクサクうま~♡
そこにブルーベリーの酸味がジュワ~♡♡
プリン@700☆
しっかりとした硬さを保ったクラシックなタイプ。
どこぞの素晴らしい卵を使用とのこと。味が深い。
キャラメルもいい塩梅。
写真には写ってないけれど、
砂糖もイタリアのズッケロだったりして思わず微笑んでいる自分がいたりします(^^)
いやあ、何度行っても満足の本当に素晴らしいお店です。
人気で予約が取りにくいのもむべなるかな。
惜しむらくは
もう少し照明を暗くするとよりローマっぽいのではないかなあ。
トラットリア ダル・ビルマンテ・ジョコンド
03-6721-9500
港区白金台3-18-1
http://www.dal-birbante.jp/
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