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極楽日本人になる方法

ガンゲット・ラ・シェーブル(浅草) フランスよりフランスらしいビストロ

約5分

ガンゲット・ラ・シェーブル(浅草) フランスよりフランスらしいビストロ ☆

浅草のラブホテル街の中、背もたれのない椅子はガタガタ。カトラリーも当然使い回し。
けれど、ビストロらしくカウンターがあり、サービスは素っ気ないが過不足なく、ビストロとしての韻はしっかりと踏んでいる。

特筆すべきはこれぞ「ザ・ビストロ」とも云うべきメニューの数々であり、
前菜のウッフブルギニョン(ポーチドエッグの赤ワイン煮)からデザートのチョコレートムースに至るまで
フランス人がこよなく愛するビストロ料理の数々が良い意味でシンプルな盛り付けで供される。

ピトックアラルース(ロシア風ハンバーグ)やコルドンブルー(ロシア風カツレツ)を日本のフランス料理店で発見したのは初めてであり、
ブッフ・ブルギニョン(牛の赤ワイン煮込み)や大好きなブランケットドヴォー(仔牛のクリーム煮)があれば完璧♡

ガンゲット・ラ・シェーブル
メニュー


そして、何より安い。
一番高いフォアグラのソテーでも2,500円。それ以外の前菜はほぼ三桁。
主菜にも2,000円を超えるものはなし。
エスプレッソに至っては200円!

ガンゲット・ラ・シェーブル
コックオヴァン

<幸せの一皿>コック・オ・ヴァン ☆☆
今や滅多に目にすることがなくなった大好きな伝統的家庭料理。
これがなかなかに素敵な出色のお皿でした。

しっとりと仕上がった身にはビロードのソースが絡み、
口にすれば赤ワインの酸味と香りが鼻孔を抜ける。
リッチなマッシュポテトは単独でもソースを合わせても思わず頬が緩む。

この数年様々な形で席巻し続けた分子料理よりも、
おふくろの味的なこうした素朴な料理の方が胃にす~っときます♡

ガンゲット・ラ・シェーブル
人参のラペ

キャロットラペ
しょっぱいかな。。加えて言うならばクミンが利いていたほうが好み。

ガンゲット・ラ・シェーブル
オニオングラタンスープ

オニオングラタンスープ
スープのコクもチーズも不足している気がする。
オニオングラタンスープはシェ東(現ブション・プロヴァンサル)を上回る逸品には出会えていない。。

ガンゲット・ラ・シェーブル
シャンピニオンのポタージュ

シャンピニオンのポタージュ ☆
旨い。粗く刻まれたシャンピニオンを掬いつつ食べると、乳脂肪分に溶け込んだキノコの旨味と香りを感じられる。

ガンゲット・ラ・シェーブル
リヨン風サラダ

リヨン風サラダ
見た目は素っ気ないが、じゃがいもも大きなレバーのコンフィも旨し。

ガンゲット・ラ・シェーブル
雛鶏の半身揚げ

雛鶏の半身揚げ ☆☆
骨まで食べれますよ!とすすめられて頼んだお皿。
塩胡椒のみのシンプルな味つけなれど、かな~り気に入った逸品。
フランス人の大好きなプーレロティ(ローストチキン)よりも好みかも♡
外はカリッと、中はしっとり。確かに骨までパリパリいけます。

ガンゲット・ラ・シェーブル
クレームダンジュのパルフェ

クレームダンジュのパルフェ
ビストロの定番デセール、クレームダンジュだが、パルフェにすると脂肪分が鼻につく。。

ガンゲット・ラ・シェーブル
クレームブリュレ

クレームブリュレ ☆
オススメされて頼んだ皿。
古典的な品を現代に蘇らせたポールボキュースの品ほど洗練はされていないが、
表面はキャスナードがパリパリにキャラメリゼされ、クレームも濃厚かつ滑らか。美味しい♡

ガンゲット・ラ・シェーブル
ガンゲット・ラ・シェーブル
ガンゲット・ラ・シェーブル
ガンゲット・ラ・シェーブル

ガンゲット・ラ・シェーブル
03-3845-4430
東京都台東区西浅草2-2-13
http://www.chevre.jp/index.html

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